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zoom RSS 「死顔」

<<   作成日時 : 2006/10/19 18:01   >>

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新潮10月号に掲載されている吉村昭氏の遺作「死顔」を読んだ。
ごく短編で吉村昭氏の兄に関する死を書いたものである。おそらく
体力的に長編を書くことは難しかったのだろう。

過去に書かれた小説「冷たい夏、熱い夏」を引用している部分もあ
った。吉村昭氏自身、若い時に肺結核の末期患者で家族には死が
近いと言われていたが、実験的な手術により、九死に一生を得た経
験から病院の見舞いは極力避けるようにしてることが書かれている。

これは末期患者に限らず、私も全く同感である。入院して体調が最
悪な状態の時でも見舞いに来られれば、無理をして相手をしなけれ
ばならない。これは非常につらい。見舞い客が帰った後、ものすごく
疲れるのだ。そういった私の経験から見舞いに行く時は前もって確
認するようにしている。誰にも会いたくない場合もあるのだ。

さて、吉村昭氏が亡くなって10人いた兄弟がとうとう一人になって
しまったそうだ。この小説では自分自身の病気については一切書か
れていないが文章を読むと最後まで吉村昭氏らしい表現力があり、
改めてすごい人だったのだと感動した。合掌。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
吉村昭さんは、客観的な歴史ものも、ご自身のことを書かれたものも、どちらも違う味わいがあって好きです。「死顔」は、お兄さんのことを書かれたものなのですか。知りませんでした。
milesta
URL
2006/10/19 20:31
友人が「下顎骨ガン」です。手術で顔の4分の1を失って現在も入院中ですが、お見舞いにはあえて行っていません。たぶん、そんな顔を見られたくないに、決まっていますから。季節の便りは送りますが、呼ばれない限りは行かないつもりです。行かないのも優しさでしょう。
キャンキャン
URL
2006/10/20 20:30
>milestaさん
津村節子氏が吉村昭氏の最後についていろいろ話をされてるようですが、大変だったようですね。

>キャンキャンさん
検査、大変でしたね。お疲れ様でした。お見舞いは体調が悪い時は何故かよく来て、誰か来てくれないかなあというときは来なかったりしますね。そうですね、行かない優しさというのは健康な人には分からないかも知れませんね。
HIRO。
URL
2006/10/21 20:47

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